当院では「PicoWay(ピコウェイ)」という機械を使用したタトゥー除去と、切除してタトゥーを除去する切除術の取り扱いがあります。
レーザーで消すことができなかったタトゥーは切除術が適応の可能性もあるため、一度ご相談ください。
ピコウェイは現時点で世界最高レベルの位置にあるピコレーザーというレーザーを使用する機械です。
これまで刺青治療などで使用されていた一般的なQスイッチレーザーの照射時間「ナノ秒(10億分の1秒)」よりも短い「ピコ秒(1兆分の1秒)」といった単位でレーザーを照射します。照射時間が短いため熱の発生がほとんどなく、ピークパワーを高くしつつも痛みや皮膚へのダメージを最小限に抑えた治療になります。
ピコウェイには3つの波長を搭載しています。そのため、今まで治療が難しかった色鮮やかなタトゥー、青や緑などのタトゥーも効果的に取ることが可能です。
「別の病院でタトゥー除去をしたけど綺麗にならなかった」「安い除去を試したが消した部分に満足いかない」「自力で消そうとしてタトゥー除去に失敗した」などのお悩みもカウンセリング時にご相談ください。
ピコウェイは安全性試験を実施し、日本の厚生労働省の薬事承認や米国食品医薬局(FDA)の承認を得ている機器です。

・パルス幅がピコレーザーの中で一番短い
ピコレーザーにはエンライトンやピコシュアなど様々な種類がありますが、ピコウェイはその中でも一番短いパルス幅、高いピークパワーを誇ります。
パルス幅が短くなるほどお肌への影響が少なくなり、火傷や炎症後の色素沈着などのリスクが軽減されます。

・治療期間が短くコストを抑えられる
従来のQスイッチレーザーと比べ、ピコウェイは衝撃波で色素をより細かくすることが可能になったため、これまでの半分程度の期間でタトゥーを除去することが可能になりました。

・従来のレーザーなどで取りきれなかったタトゥーにも効果が期待できる
ピコレーザーは一瞬で色素をパウダー状の超微粒子にまで細かくすることができます。
色素は細かく粉砕されるほど代謝排出されやすくなる上、目にも認識されにくくなるので、これまでのレーザーで取りきれなかった色素にも効果が期待できます。

・3種類の波長
ピコウェイには532nm、730nm、1064nmと3種類の波長があり、用途によって波長を使い分けることができます。
波長の種類が増えたことにより、従来では難しかったマルチカラーの刺青、タトゥー除去が可能になりました。

ピコスポットとは高い出力で色素を破壊する施術です。
とても短いパルス幅で熱がほとんど発生しないため、Qスイッチレーザーよりも痛みや皮膚へのダメージ、ダウンタイムが軽くなります。

上記に当てはまるタトゥー・刺青は切除による除去がおすすめです。
切除には１回の施術でタトゥー全体を切り取る単純切除術と。２回以上に分けて切り取る分割切除術があります。
色素が入っている表皮・真皮層だけでなく、その下の脂肪層まで切り取り脂肪層下(筋肉の上)で剥離し、止血確認後に縫合を行います。
深い層まで彫られたタトゥーの除去が可能ですが、必ず手術痕(切開の痕)が残ります。
3～6ヵ月で赤味はとれ、除々に目立たなくなっていきます。
ただし、切除術は皮膚を切り取る手術なので、縫合部には両側から強い緊張(引っ張る力)がかかるため、数年単位の経過の中で少し傷に太さが出る場合があります。

分割切除術

刺青・タトゥーのサイズや形状・位置によっては、切除部分が広くなりすぎてしまったり、皮膚が一度で伸びきらず負担が大きくなってしまう場合は、分割切開術でご案内をさせていただきます。
5センチ程度までなら一度で除去可能ですが、それよりも大きなサイズのタトゥーは、一度で取り切るよりも分割して施術することで仕上がりが自然になるため、施術期間を長めに確保することを推奨します。
施術間隔は最短で3ヵ月ですが、6ヵ月以上の間隔があった方が切開部分に負担が少なく、傷痕が目立ちにくくなります。

※コンタクトシェル、局所麻酔、処方薬は料金に含まれています。
※片側の場合は7割の料金になります。

• ※サイズと部位等によって料金が変動する場合がございます。診察後にお見積りをお出ししますので、ご納得の上治療をお受けいただきます。
• ※大きさにより複数回に分けて施術を受けていただく場合があります。